遅ればせながら、映画「Always 三丁目の夕日」をDVDで鑑賞した。
何とも言えない懐かしさに心温まる思いがした。
子供のころ見たオート三輪や、むかし街のあちこちで見かけた看板が我々を郷愁の念に駆らせる。 ところで映画で舞台となった商店街で何回か画面に登場する看板が目に付いた。
「神崎ラジヲ商会 松下電器連盟店 ナショナル」
今年10月1日、日本を代表する家電メーカー松下電器にとって新たなを歩を踏み出す日となった。
社名をパナソニック株式会社に変更し、社名から創業者の故松下幸之助氏の名を完全に失くしたのだ。この決定に対して社内外からの大きな反発があったことは想像に難しくない。
現社長の大坪文雄氏が会見でこう言っていたと聞いた。「ノスタルジーに浸るより、より大きく成長する可能性のあるパナソニックに全員の思いを結集したい」。
社名変更に、反対の票を投じた反対派の意見を見事に「ノスタルジー」の一言で表現している。
我々が「三丁目の夕日」を見て感動や、郷愁の思いに駆られる理由はこの「ノスタルジー」なのだろう。 とはいえ、消費者の「懐かしさ」という思いだけで企業の存続を期待することはあまりに甘い考えだ。
実際に、中国人の友人たちの中でも「ナショナル」「パナソニック」「松下」が同一のメーカーであることを理解している人はそう多くない。企業ブランド名を世界で統一することによっての販売戦略は仕方がないというより、もっと早くすべきことだったに違いない。
世界ブランドとして、「ソニー」や「サムスン」に確かに少し出遅れた印象がある大手家電メーカーのパナソニック。
冷蔵庫や炊飯器にパナソニックというロゴが書かれているのはまだ見慣れないために確かに違和感があることはあるが、しばらくは今後の展開を静かに見守りたい。
※ 電器店(dian4qi4dian4)・・・電器屋
※ 対故郷的懐念(dui4gu4xiang1de0huai2nian4)・・・郷愁の念
注;このサイトには中国語での書き込みが出来ないため、中国語の表記に正確でないものがあります。

